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Canon ミラーレス一眼カメラ EOS Kiss M2 標準ズームレンズキット ブラック KISSM2BK-1545 新品価格 |
一眼レフとミラーレス
世間は春爛漫で関東では桜も散ったところが多い季節ですが、冬のネタを引きずっている本サイトです。みなさまごきげんよう。
garakutaさんからちょろっとお借りしたニコンのミラーレス一眼カメラ「Z f」と「Z fc」で森の中を撮ってきました。お借りしたのは数時間でいきなり撮影に入ってしまったので全く使いこなせていませんでした。
現像や補正をするパソコン、ソフト、プリンターなどはキャリブレーション(ここで言うキャリブレーションとはモニターにおいて決められた目標値に正しく調整すること)が必要な訳ですが、EVFの場合も同様の設定が必要ではないかと感じました。
別に買ったままの状態でそのまま使っても良いのですが、違和感を感じるのであれば表示画面を調整することが必要だと感じました。少なくとももし私が使う場合はできる限りの調整をします。
正直EVFについて、自分としては調整しないと使えない(使いたくない)レベルの違和感がありました。やはり個人的には光学レンズから光学ファインダーというのが感覚的にはベストなのかな、と思っています。
カメラ性能については文句なく最新ミラーレスの方が上ですし画質も良いですね。光を取り込んで写すのが写真なのでレンズが取り込んだ光をどれだけたくさんセンサーに届けるのか、という意味でZマウントは理にかなっていますしFマウントとの最も大きな差です。
Z fcで撮影(距離感つかめず近づきすぎて甘ピンです)
ずっと一眼レフを使ってきた者としては「センサーがカメラとほぼツライチ!!!」過言とは分かっていてもそれくらい言いたくなるような衝撃を受けました。
iPhone11で撮影
対してD810のセンサーは奥まっていてあまり良く見えませんが私にとっては見慣れた光景です。
反射鏡がない分レンズとセンサーの距離を短くできるのも光を届けるという意味でメリットだと思います。ニコンのフランジバックが短いので他メーカーのカメラでZシリーズのレンズが使えないとの話も聞きます。
ミラーレスのデメリットとしては上述したようなものや他にも事前の設定が必要な場合はすごく面倒くさそうです。ですがこれは大なり小なり一眼レフにもありますのでデメリットとは言えないかも知れません。
ちょっと使っただけなのであまり知った風なことは言えませんが、実感したのはバッテリーの消耗が激しいということです。今回は日中に2時間ほどの撮影だったのですが、バッテリーの残量ゲージが早めに減ったのには驚きました。
数年使っている一眼レフのバッテリーの残量ゲージはピクリともしなかったので、それに比べればほぼ買ったばかりと言っても良い「Z f」のバッテリーの消耗は悪い意味で意外でした。
他にも良く言われている反応速度は確かにD810のダイレクト感が断然勝っていて気持ち良いです。反応速度が必要な被写体を狙う場合には要検討なのかも知れません。逆に暗い場所での撮影の場合はバッテリーの消耗を除けばミラーレスの方が使いやすいと思います。
2時間使っただけの浅い感想では良いことだらけのミラーレスカメラですが、画質・性能・コンパクトさなど色々と負けを認めたうえで、ファインダーの使い心地のみで私は一眼レフを使い続けます。
画質が良いのは良いですが、ある水準以上の画質であれば撮り心地や好みが優先されても良いのではないかと思います。最近D6のファームウエアアップデートが出たりもしているので、新製品はあまり期待できませんけど私はまだまだ一眼レフを使っていこうと思います。
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森でミラーレス体験(Nikon Z f、Z fc)と、いつものD810でも撮ってみた(4)
先日、友人のgarakutaさんが所有しているニコンの人気ミラーレス一眼2機種を体験させてもらいました。お借りしたカメラはZ f(フルサイズ)とZ fc(APS-C)というレトロなデザインが女性にも人気の2機種です。
2機種のミラーレス、それもフルサイズ機とAPS-C機ということで、自分のD810も加えて3台持ちで撮ってみた画像をご紹介する4回目で最終回です。
前回記事でも森の中で木々の隙間から見える光と影が繊細な描写や偶然遭遇した猫や道路を撮ったりもしました。
今回は海が見えるところに出たので海と空などを撮り比べていますが、砂浜に出ることはなくクルマが停まる駐車場に向かって歩きました。
撮影は愛機ニコンD810と借り物のニコンZ fとZ fc
レンズはD810に標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)と単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)を使っています。
Z fに標準ズームレンズ(NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S)と単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)を使っています。
Z fcは単焦点レンズ[NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)]を使っています。
(使用レンズはシリーズ全体で使ったのでこの記事には出てこないレンズもあります)
撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2024を使用しています。
D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/6400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
海に出ました。いつものD810の画像です。遠景を撮るにしては絞っていません、f/2.8で撮っていますので周辺の光量落ちが見受けられます。
D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/4, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
今度はf/4で撮ってみます。空が少しだけ色濃くなったような気がします。
D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/4, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
少し角度を変えて撮りました。若干コテコテした感じですが階調が美しいと感じました。
Z f, Planar 50mm, f/2.8, 1/8000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
Z fでも海を撮りました。ですがZマウントなのにアダプターを付けてFマウントレンズで撮っているので画はともかく間違えた感が強いです。歩き疲れたか?って感じでさらに露出オーバーですね。
Z f, Planar 50mm, f/8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
Planarでは珍しくf/8まで絞ってみました。水面のキラキラがきゅっと粒立っているのが分かって楽しいです。
Z f, Planar 50mm, f/8, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
Z fでも角度を変えて撮ってみます。絞りの問題かD810で撮った画よりもコテコテな感じです。
Z fc, 28mm×1.5, f/2.8, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
同様にZ fcでも撮ります。他のカメラで撮った画と比べてみたらセンサーサイズの違い(レンズの違い?)が画に現れました。
Z fc, 28mm×1.5, f/5.6, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
絞りをf/5.6にしたら明らかに暗くなり色味も濃く見えます。
Z fc, 28mm×1.5, f/5.6, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
角度を変えて撮りました。偶然もあるかも知れませんが3台の中で一番自然な色だと感じましたが解像感は一番低いです。
Z f, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
駐車場に向かうためにまた森に入りました。ここでZ fとD810のレンズを交換しました。とても美しい画だと感じましたが赤のリボンが尖ってしまっています。
D810, Planar 50mm, f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
帰りは森の中では撮らずに見晴らしが良い公園で少し撮りました。D810とZ fの同じような画を交互に紹介していきます。まずは池沿いの遊歩道をいつものD810+Planarで。
Z f, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ちょっとアングルが違っただけで明るさが変わりますね。絞りも違いますがもう少し明るく撮れて欲しいところでした。
D810, Planar 50mm, f/2.8, 1/3200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
茂みの中から橋を狙いました。空が美しいグラデーションを見せてくれています。
Z f, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/8000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ちょっとグリーンが被った感じになっちゃいました。シャッタースピードが上に突いてしまったのは気づきませんでした。
D810, Planar 50mm, f/2.8, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
見慣れた色味です。扱い慣れている感じです。
Z f, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/4, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
今度はこちらの方が明るくなりました。絞りも変えたんですが結果は全く違いました。
D810, Planar 50mm, f/2.8, 1/1600, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
なんとなく古いコンクリの質感が撮れたら良いなぁ、、、くらいの感じで撮りました。
Z f, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これは結構似た感じの仕上がりになりました。少し色濃い部分がさらに濃い感じでしょうか。
D810, Planar 50mm, f/2.8, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
古い橋のディテールを意識して近づきました。この辺りの表現って結構大事というか気にするところです。
Z f, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ちょっと濃淡のコントラストが不自然な表現だと感じました。これは私がこのカメラに慣れていないのが原因だと思います。
今回は以上です。
一眼レフとミラーレス、どちらが良いとかに拘らない人は普通にミラーレスを手に取る時代なので、あえて一眼レフ目線からお伝えしてきました。正直ミラーレスに慣れてくれば違った撮影結果になります。
まずZマウントの実力はやはりFマウントとは段違いで、フランジバックが少ないこともあってマウントアダプターを着けていても取り込む光の量の違いを感じました。なのでZシリーズのレンズであればなおさら差を感じます。
性能が段違いであっても単焦点レンズを開放にしてマニュアルフォーカスで追い込んで撮る際には、慣れていないせいもありますが微妙なニュアンスは掴みにくかったです。これは撮影結果にも現れていました。
私は常に感覚で撮っているので今回も感覚任せのところがありますが、ミラーレスを感覚で使えるようになれればこの感想も違ったと思います。
撮影結果が見えるEVFは理想的なファインダーだとどこかで読みましたがまあそうなんでしょう。。。ですがだったらシャッターを押さなくても良いケースが増えるんでしょう。
バッテリーの消耗が早いという問題はありますが、EVF問題はキャリブレーションと慣れでなんとかなるんでしょうか。今のところそこまでするくらいなら光学ファインダーを使っていた方が何倍も良いと感じます。
ですが、夜の撮影の場合は光学ファインダーよりもEVFの方が良く見えそうなので目が悪い私もそこには興味があります。
マウントの違いばかりはどうにもなりませんしカメラ本体の画像処理エンジンも明らかに画に影響を与えます。デジタル機器なのでいつまでも使い続けるのは難しいかも知れませんが、現時点では100%光学ファインダーを選ぶ私です。
ただしZ fcはコンパクトでサブ機に良いと思いました。APS-Cの弱みも見えましたがサブ機としては充分だと感じました。ですがもし私が持ったら小さくて軽いZ fcばかりを持ち出して、一眼レフを使わなくなっちゃう気もします。
次回は館山の無人駅に行って撮った画をご紹介します。よろしければまたお越しください。
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