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エモいとか味とか、と、高画質とか高解像度とか & 森でミラーレス体験(Nikon Z f、Z fc)と、いつものD810でも撮ってみた(3)

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ニコン NIKKOR Z 50mm f/1.2 S【納期約1-2週間】|カメラのキタムラネットショップ


 
 

エモいとか味とか、と、高画質とか高解像度とか

 
また更新が遅くなってしまいました。。。
 
4週間前から右手首が腱鞘炎になってしまい、痛くてペンで文字を書くのも辛いという状況が2週間以上続きました。安静にしていなければ良くならないと思い安静にしていましたが、利き手ということもあって使わないわけにもいかず。
 
なるべく使わないように過ごしていたら右手首が左手首よりも細くなってしまいましたw 筋力が落ちたんだと思いますが、これにより腱鞘炎とは違った痛みを感じるようになってしまい「何なのよ」という感じです。
 
ちょっと前にクルマのステアリングカバーを装着していて腱鞘炎になったことがありますが、自身の感覚としては「またか」という感じでした。
 
で、安静にしていたらパソコンデスクで寝落ちする癖がついてしまい、パソコン作業をしようかと椅子に座るとすぐに落ちて1時間前後の記憶がないということが今もずっと続いています。
 
ということで夜のパソコン作業ができないので午前中に作業をしています。ま、腱鞘炎の間は楽器も満足に弾けないので、この1ヶ月近くは生産性が全くと言ってよい程ない期間でした。
 
その間、仕事以外ではYoutubeばかりを見ていて、ほとんどコロナ禍の自粛期間の再現みたいな生活をしていましたが、動画コンテンツでもフィルムカメラとかオールドレンズとかの話題をよく見ていました。
 
私は写真を評する言葉として“味”という言葉を使うのは個人的には好きではないんですが、味とかエモいとか言っている人の気持ちは良く分かります。それは私がPlanarで撮った写真に対して感じる気持ちがそれと似たような感想だと思います。
 
“味”という言葉が嫌いな理由は、何でもかんでも“味”と言ってしまえば良いという雰囲気を感じているからですが“エモい”にも同じような意味を感じています。まあでも“味がある”や“エモい”は言っている人には正直な感想なんでしょう。
 
今回、garakutaさんから借りたNikkorのレンズ(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)を使ってみて、Planarとはまた違った描写を見ることができました。どっちが良いとかは好みの問題だと感じますがどっちもありだと感じました
 
そしてZ fに装着して撮ったPlanarの画もとても気に入っていて、こちらの方は正直思っていた以上の撮影結果に驚きましたが、どちらのレンズもまさに“エモい”という表現を使いたくなりました。
 
カメラは各メーカーが競い合うという印象は薄れたとはいえ、未だに高画素化が進んでいますし、高性能ミラーレスカメラでは周辺部まで高詳細な画を撮影できます。しかし現像アプリなどで周辺の光量落ちやフィルムのようなノイズを追加できる効果があったりもして、あえて時代を退行させたような画を作る人もいます。
 
メーカーとしては高画質、高詳細について手を緩めることはできないでしょうけれど、使う側がオールドレンズを使ったりアプリのフィルターで効果をかけたりすることで、撮り手の“味”や“エモい”を表現しています。
 
そういった雰囲気が好きで古いフィルムカメラやレンズを使っている人が増えているようですし、一方でデジタルの画像にフィルターを掛けて表現している人も少なからずいます。
 
写真を見ている人はごく一部の人を除いて何のカメラとレンズでどうやって現像して仕上げたか、なんてことはどうでも良いことです。紙出しにしてもデジタル画にしても一番拘っているのは撮り手です。
 
しかしあえてそれを承知で拘っていきたいと感じる自分がいました。ちなみに個人的な感想としては撮影結果はZ f&Planarが一番好きでしたが、撮影中はD810&Planarが一番気持ち良かったです。
 
そしてD810&AI AF Nikkor 50mm f/1.4DはD810&Planarとは違った意味でエモかったです。この2本のレンズはファインダーで見る色味が若干違うんですよね。光学ファインダーで覗いていると2本の違いがとても美しく見えて超幸せでした。
 


カールツァイス PLANAR T*1.4/50 ZF.2【納期未定】|カメラのキタムラネットショップ


 
 

森でミラーレス体験(Nikon Z f、Z fc)と、いつものD810でも撮ってみた(3)

 
先日、友人のgarakutaさんが所有しているニコンの人気ミラーレス一眼2機種を体験させてもらいました。お借りしたカメラはZ f(フルサイズ)とZ fc(APS-C)というレトロなデザインが女性にも人気の2機種です。
 
2機種のミラーレス、それもフルサイズ機とAPS-C機ということで、自分のD810も加えて3台持ちで撮ってみた画像をご紹介する3回目です。
 
前回記事では森の中に入って行きまして、木々の隙間から見える光と影が繊細な描写を可能にするシチュエーションで撮りました。
 
今回は2本の50mm単焦点クラシック系レンズをZ fとD810で使っている画が多く、Z fではいつも使っているPlanarを装着したのでカメラ本体を意識して撮影しました。逆にいつも使っているD810ではレンズの使用感に集中して撮影しました。
 
ズームレンズを単焦点レンズに付け替えた途端に猫に遭遇して寄れないジレンマに襲われたりもした撮影になりました。森の中ということは変わらず色味も相変わらず地味ですが森での撮影は大好きなので楽しかったです。
 
 
撮影は愛機ニコンD810と借り物のニコンZ fとZ fc
レンズはD810に標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)と単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)を使っています。
Z fに標準ズームレンズ(NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S)と単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)を使っています。
Z fcは単焦点レンズ[NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)]を使っています。
(使用レンズはシリーズ全体で使ったのでこの記事には出てこないレンズもあります)
 
撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2024を使用しています。
 
 
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D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
前回記事でZ fで撮ったほとんど同じ構図の画がありました。D810の時計がかなり遅れていたせいで撮り比べになっていないのが申し訳ないです。
 
 
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D810, 24-70mm(52mm), f/2.8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
新緑の森も良いですが冬の森もいろいろな色が感じられて好きですね。この画はカメラもレンズもいつも仕様です。
 
 
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D810, 24-70mm(52mm), f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
森の中では立ち位置が少し変わると光の具合が変わるので画の雰囲気が大きく変わることがありますね。
 
 
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Z fc, 28mm×1.5, f/2.8, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
Z fcで撮った藪の中の光と影的な画ですが、全体的に暗い印象の風景の中透き通るような緑が印象的でした。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/3.2, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
前回記事の途中からPlanarを装着しているZ fでも森の道を撮りました。周辺のボケ方がクラシックな雰囲気です。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/3.2, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
単焦点ですが距離感を変えてみた画です。細い枝が緑の葉に重なって見えるコントラストが良いです。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
良い感じの枝があったのでD810にAI AF Nikkor 50mm f/1.4Dを装着してストラップを吊るして撮ってみました。思った以上に雰囲気が良かったのでInstagramのプロフィール画にしました。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/2.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
引きで撮ってみましたが主題が薄れちゃいました。しかし森の中感は強くなりました。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/8, 1/25, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
 
今度はあえて絞ってみましたら背景がうるさくなりましたね。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/1.4, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
Z fで撮った画を前回記事に載せましたが、レンズをAI AF Nikkor 50mm f/1.4Dに交換してD810で撮りました。記事が跨いでいますがZ f&Planar VS D810&Nikkor 50mm f/1.4Dという比較ができるかも知れません。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
絞りを少しだけ絞りました(f/1.4 → f/2.8)体感的には少ししか絞っていないのに撮影結果がすごく違うように見えて、なんか楽しいですw
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上の画像を撮ったことでNikkorの単焦点を気に入って違う雰囲気の画も撮ってみました。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
陽の光を表現したくてちょっとオーバー目で撮ってみましたけど飛びもにじみも少ない良いレンズです。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
今度は少しアンダー目で撮ってみます。まあ言うほどアンダーではないんですが手前の木の幹はほぼシルエットになっています。
 
 
zf_zfc試し撮り59
Z f, Planar 50mm, f/8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
森を抜けて舗装された道に出ました。Z fで撮っています。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/8, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
道を横切って向かい側の森に再び入りましたら猫に遭遇しました。予想外の出来事に絞りもそのままで画角も猫向きではないですが反射的に撮りました。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/2.8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
2枚目は撮らせてもらえないかと思っていながらも絞りを開いていたら思ったよりも猫が速くなかったので2枚目が撮れました。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/2.8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
猫と別れて進みます。この先は海なんですが海の方から明るい日差しが差し込んで大好きなキラキラを撮らせてくれました。Z fとPlanarのコンビですので撮影結果のみ良いです。EVFでもそこそこキレイなんですけどこれは光学ファインダーの方が断然良いです。
 
 
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Z fc, 28mm×1.5, f/2.8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ずっとフルサイズ機2台の単焦点コンビに気を持っていかれすぎてZ fcを忘れていました。光と影をなんとなく撮りました。
 
 
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Z f, Planar 50mm, f/2.8, 1/8000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
明るいところに出ましたが、絞っていないのでシャッタースピードが1/8000についちゃいました。手前ボケなんですが空がきれいです。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
Z fで撮ったものをD810パートでも撮りました。道に出たところからです。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/50, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
 
実はD810でも猫を撮っていました。なんかゴミの前を横切っているのでうるさい画になりました。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
D810&Nikkorでキラキラを撮りました。上のZ f&Planarの画像と見比べてみると判るのですが、光学ファインダーの方が明確な狙いが表現できています。まあ慣れかも知れませんが。。。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/4000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
手前の葉にフォーカスして奥の棒をボカしています。
 
 
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D810, 50mm(Nikkor 50mm f/1.4D), f/2.8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
手前をボカします。全く同じではないですがPlanarとの空の色の違いなど興味深いです。とは言っても露出も違うのでなんとも言えませんがみなさんはどちらが好みでしょうか。
 
 
今回は以上です。
 
 
今回はニッコールの古いレンズ(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)を初めて使いました。正直以前使ったNikkorの単焦点50mm(AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G)があまり好きではなかったので最初はあまり期待していませんでした。
 
なんか(AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G)が良くないみたいな言い方のようですが、個人的に好きではなかったということです。クールで画質も良い素晴らしいレンズなんですが、私には画が硬すぎる気がしました。
 
そんな印象があったので(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)もほとんど期待していなかったんですが、結論から言うとすごく良かったですし好きなタイプのレンズでした。
 
それほど多くの枚数は撮りませんでしたが、久しぶりに「とある私のデジタル一眼レフカメラ奮闘記」の方でも(AI AF Nikkor 50mm f/1.4D)ネタで更新しようと思った程度には好きでした。
 
それでも私の中のPlanarの優位性は揺らぎませんでしたが、スッキリしたヌケの良い画とオートフォーカスは使えると思いました。あくまで個人的な想像ですがNikkorレンズはGレンズよりもDレンズの方が画質が私好みなのかも知れないなぁと思いました。
 
現在使っている70-300mmを購入するときにレンズ構成図のDレンズの枚数で当時旧型の(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を買ったのでした。ニコンで撮り比べたときにもヌケの良さが決め手でした。
 
思えばD810は新品で買いましたが、すでに何世代も旧い機種になってしまいました。Fマウントレンズもamazonでは新品で買えるレンズもありますが生産していないので基本は中古になります。
 
これからは自分の考える“味”とか“エモい”を旧い機種たちとともに探求していくのも良いかな。などと最近は思っています。まあやるかは分かりませんがw
 
 
次回はミラーレス体験シリーズの最終回です。よろしければまたお越しください。
 
 

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